ゼニカル徹底調査

ゼニカルとサノレックスの比較|個人輸入できる?併用は?

ゼニカルとサノレックスの比較

ゼニカルを使用した経験は豊富な私ですが、サノレックスは使用した経験がありません。サノレックスについては、調べているうち、自分には合っていないと感じたからです。

なぜそう感じたのか?ゼニカルとサノレックスとの違いを軸に紹介していきます。

ゼニカルとサノレックスの違い

ゼニカルもサノレックスも病院で行われる肥満外来で処方されることのある医薬品です。

このうち日本で承認されているのはサノレックスのみであり、未承認薬であるゼニカルの処方は保険適用外になります。
ただし、サノレックスも保険適用には「BMI35(身長158cmの場合でおよそ88kg)以上」という条件を満たさなくてはなりません。

誰でも保険適用でサノレックスが使えるわけではないのです。

ゼニカルとサノレックスで最も大きく異なる点は、ダイエットに働きかける作用の仕方です。

ダイエット薬としての作用が全く異なります。

脂肪の吸収を抑制するゼニカルに対して、サノレックスの主な作用は食欲の抑制です。
以下、サノレックスの作用の仕組みを簡単に説明します。

サノレックスの有効成分であるマジンドールが作用するのは、脳にある視床下部という部分です。視床下部の中には、食欲のコントロールを行っている摂食中枢があり、マジンドールが作用することでその働きが鈍くなります。
マジンドールの働きにより、脳が満腹感を感じやすくなることで、結果的に食べたい欲求が抑えらるという仕組みです。

ゼニカルでは食べた量に関わらず脂質の吸収を低下させますが、サノレックスでは食べる量そのものを減らすことが目的となります。

総合的なダイエット効果でいえば、脂質以外も含めた食事による摂取量の低下が見込めるサノレックスの方が勝るでしょう。
普段通りの食事を楽しみつつ、ダイエットできるといったストレスの少なさにおいてはゼニカルに軍配が上がると思われます。

サノレックスには依存のリスクが報告されています。

個人的な見解として、サノレックスはちょっとしたダイエットで気軽に使用できる薬ではないと思っています。
というのも、サノレックスには依存性のリスクが注意喚起されているためです。

実際にサノレックスの添付文書にも、冒頭に赤字で依存性に対する警告が表記されています。

本剤の主要な薬理学的特性はアンフェタミン類と類似しており、本剤を投与する際は、依存性について留意すること。

サノレックス錠0.5mg 添付文書より

上述されているアンタフェミン類とは、覚せい剤の一種です。
分かりやすく言い換えると「サノレックスには覚せい剤と似た作用があるから、依存性に注意しなさい」ということだと思います。
ちょと怖いですよね(;^_^A

具体的な依存性の症状としては、サノレックスの服用を中断したときに、強い不安感やイライラ、不眠、幻覚などが生じることがあるようです。
少しずつ減薬していくことで、依存性のリスクは問題ないレベルにまで軽減されるともされています。

長期的な服用によって依存性のリスクは高まるようであり、サノレックスの使用の上限は3ヶ月までと決められています。

ゼニカルとサノレックスは併用できるか

ゼニカルとサノレックスの併用に関しては、特に禁止されていません。
基本的にサノレックスの継続的な服用を行い、脂質の高い食事のときだけゼニカルを補助的に用いるといった使い方を推奨している医師もいるようです。

サノレックスを使用しているのであれば、処方してくれた医師がいるハズですので、気軽に相談してみるのが良いでしょう。

個人輸入で買えるのはゼニカルだけ

サノレックスは通販サイトから個人輸入することはできません。
サノレックスは、脳の中枢神経に作用することから、薬事法で定められた規制区分において「向精神薬」に分類される薬です。

向精神薬は輸出または輸入することが禁じられており、個人輸入することはできません。

以上の理由から、サノレックスを購入する方法は病院を受診して処方してもらう他ありません。

一方、ゼニカルは通販サイトで個人輸入が可能です。
サノレックスと違って脳に作用する成分は含まれておらず、規制の対象にはならないためです。
病院で処方されるゼニカルも医師が個人輸入したものです。

当ブログでは、個人輸入できるゼニカルジェネリックを紹介しています。